しかし、そうした相手がそうそう期待どおりに現れてくれるとも限りません。心の底から「この彼とはもう無理だ」「五夜神自分には合わない」と思い始めているならば、フェードアウトを決断してもいいでしょう。しかし、トピ主さんに「お互い惹（ひ）かれ合っているかもしれない」「この彼を手放したくない」という思いがあるのであれば、今の状況で一方的に“自然消滅”させてしまうよりは、一度素直になって、ぶつかってみることをおすすめします。素直になるための“近道”はない

でも、恋愛で「素直になる」って、なかなか難しいことですよね。きちんと自分の本心に向き合い、その気持ちを伝える作業に慣れていくしかありません。素直になれない人の心には、“怖（おそ）れ”があることが多いので、できるだけ正直な気持ちを相手に伝えてみて、「ああ、本心を表現しても意外と怖くないんだな」と感じられる経験を増やしていくことが大切です。素直になって傷つくことも時にはあるでしょうが、ぜひうまくいった経験のほうに目を向けてみてください。

「他の女性を褒めるのがイヤ」ということについても、「他の女性を褒めると私は寂しい」「やきもちを焼いてしまう」と素直に伝えてみたら、あっさりと解決する問題かもしれません。彼は恋愛経験が少ない不器用な男性とのことですし、悪気なく言っている可能性も大いにあります。

勇気を出して伝えてみたら、今後彼はそうした話題を選ばないように気をつけてくれるかも。そうすれば、トピ主さんが嫉妬で嫌な気分になることも減るでしょう。そんな前向きな“変化”を信じて、トライしてみては。その瞬間には言えなくても、後から「本心はこうだった」と気づいたら、タイミングを見計らって相手にきちんと伝える癖をつけるとよいと思います。

「怒ったり責めたりして愛情を確認したくなります。そんな自分が本当に嫌い」という記述もありますが、好きな相手を怒ったり責めたりしたくなったときは、むしろ逆に、ゆっくり自分の本心を見つめてみて下さい。そうしたら、「本当は怒りたかったんじゃなくて、寂しかったんだな」といった本心がきっと見つかるはず。「さっきは怒ってごめん。実はこう思ってしまって……」と相手に素直に伝えていきましょう。五夜神彼がきちんと応じてくれる人であれば、そのやりとり自体から、トピ主さんが欲しがっている愛情を感じられることだってあると思います。